霧と光の中を歩く、姉妹潭と水杉巨木ハイキング
今回の阿里山では、あいにく大雨の影響で祝山線が全線運休。
ご来光列車には乗れませんでしたが、そのぶん朝はゆっくり休むことができて、
起きてみたら、まぶしいくらいの快晴でした☀️
下界は35℃の真夏日。でも阿里山の朝はなんと16℃!
涼しく澄んだ空気に包まれて、まるで別世界に来たようでした。
宿泊していた阿里山賓館からは、まず姉妹潭までのんびりお散歩。
霧の立ちこめる湖面、静かな森、木々の影が揺れる小道——
自然と心が落ち着いていくような、不思議な時間が流れていました。
その後は「水杉巨木ハイキングコース」へ。
この日は、どうしても見たかった「水山巨木」を目指しました。
巨木に出会うには、森の中の古い鉄道沿いをしばらく歩いていきます。
線路の両側には、高くそびえる柳杉と紅檜の森が広がり、
漂う山の霧、誰もいない月台、趣のある鉄橋……
どこか幻想的で、ロマンチックな雰囲気さえ感じられる道のりでした。
そして、ようやくたどり着いた巨木の前で、私は思わず立ち止まりました。
きっとこの木は、かつて材木としての「等級」が高くなかったからこそ、
切られずに何百年、何千年とここに生き続けてきたのでしょう。
でも、どの角度から見ても、その存在感は圧倒的で、
自然がつくりあげた造形の美しさに、ただただ感動しました。
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